第5回加速器学会年会・第33回リニアック技術研究会   第5 回 加速器学会年会
第33回 リニアック技術研究会
会期 2008年8/68/8
 
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日時:2008年8月7日 17時〜18時半
場所:東広島市中央公民館大ホ−ル

1. 放 射光のおはなし

放射光でみる世界
  
谷口雅樹 (広島大学、HiSOR) 

講 師プロフィール

  電子をほぼ 光と同じ速さ(1秒間で地球を7回り半する速さ)まで加速して磁石の中を通過させると、電子は磁力によって向きを変え、同時に、進行方向に強力な光を発生 します。この光が「放射光」で、科学技術の広い分野で革新的な進歩をもたらすことから、「夢の光」とも呼ばれています。
  私達は、宇宙のかなたの星雲の中に同じ原理で発生する放射光を見つけることが出来ます。地上では、放射光源加速器とよばれる大型設備を用いて人工的に発生 することが出来ます。
  日本人二人目のノーベル物理学賞受賞者の朝永振一郎博士は、1950年の論文で、幅を持たない1次元金属中では、電子が通常の金属とは全く違う振る舞いを 示すことを理論的に予言しました。
  広島大学の放射光科学研究センター(HiSOR)において、1次元金属であるカーボンナノチューブが通常の金属とは逆に極低温になると絶縁体になるなど、 朝永理論の予言を実証する画期的な結果が得られています。
  本講演では、放射光を用いた純粋科学研究や技術開発研究の成果(朝永理論の実証、自動車用高性能触媒の開発、動くマイクロマシン、地球環境の診断等)につ い て紹介します。


2.放射線のおはなし

放射線の基礎と生物への 影響

星 正冶 (広島大学、原医研)


講師プロ フィール
  第2次世界大戦の終末期に広島・長崎に原爆が投下され多くの方が被ばくされました。 これにより放射線障害が長く人々の間に生ずることが分かってきました。この放射線の被ばくにより多くの方が苦しまれてきました。その後の調査により、がん などの障害が起こることが分かり、被ばくとの関係を調べて参りました。私の専門は放射線の線量評価です。すでに28年近くにわたって広島・長崎被ばく者の 被ばく線量を見積もって参りましたが、それにより被ばく線量と発がんの関係(危険度)が分かります。その放射線の線量見積もりは、2002年に"広島・長 崎の原爆線量評価システム(DS02)" として、日米の多くの共同研究の成果として発表されました。これにより、その放射線の危険度は国際放射線防護委員会(ICRP)で議論され日本では結論が 放射線障害防止法に取り入れられ、放射線を使う職業の方や一般人の被ばくの限度を定めています。 これ以外にも"チェルノブイリの原子力発電所の事故の調 査”、"東海村JCO核燃料工場事故の調査"、"セミパラチンスク核実験場周辺住民の被ばく線量推定と健康影響調査”など核災害による被ばくの影響調査を 行ってきました。
  今回の講演では、放射線の基礎的なことから、放射線の生物への影響などについて、これまで行ってきた研究の中から、原爆線量評価システムDS02やセミパ ラチンスク核実験場周辺住民の被ばく線量推定を中心に、研究の進め方やその意義についてわかりやすく紹介する予定です。


連絡先:   日本加速器学会事務局内
第5回日本加速器学会・第33回リニアック技術研究会実行委員会
住所:   〒170-0013 東京都豊島区東池袋2-62-8-507 (有)ワーズ内
電話:   03-5960-3488
FAX:   03-5950-1292
mail:   pasj5-lam33@kasokuki.com

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