WEP45  ポスター②  8月30日 14号館1443教室 13:30-15:30
高エネ機構におけるUNITY上でのVR加速器開発-II
VR-accelerator developments on Unity-framework at KEK II
 
○古坂 道弘,広田 克也,池松 克昌,山口 誠哉,肥後 寿泰,池田 進,平野 美穂子(高エネ機構),矢野 博明(筑波大),岩下 芳久(京大),山本 昌志((株)オメガソリューションズ),城野 哲((株)AET)
○Michihiro Furusaka, Katsuya Hirota, Katsumasa Ikematsu, Seiya Yamaguchi, Toshiyasu Higo, Susumu Ikeda, Mihoko Hirano (KEK), Hiroaki Yano (Univ. Tsukuba), Yoshihisa Iwashita (Kyoto Univ.), Masashi Yamamoto (Omega Solutions, Inc.), Tetsu Jono (AET Inc.)
 
KEK VR開発チームは、加速器科学を目指す高専生、大学生、大学院生などを対象とした人材の教育、一般の方々への広報、最終的には研究者にも役に立つVRを目指して開発を進めている。2022年までに「KEK教育加速器(KETA)」をUNITYという3D/2Dゲーム開発環境を用いてVRとして作成した。加速器の基本的な各部の説明も読むことができるようになっている。最終的にはKEKや各大学にある本物の加速器もVR化し、加速器の博物館を作るのも一つの目標である。さらにGPTなどのシミュレーションコードの計算結果を用いて、一部を透明にした加速器の中でバンチャーの中の粒子がバンチングされ、加速される様子を見られるようにした。これまでにKEKでの一般公開、高専で加速器に興味を持つ学生に対するデモンストレーション、幾つかの大学で開催されたKEK-dayなどでの紹介などを行ってきている。最終的には各大学での加速器関連の授業の一コマで導入として使えることを目指している。ゴーグルでの体験はインパクトが強く、体験した人たちの評判も良いが、一方で一度に体験できる人数が限られるなど問題もある。そのため、大きな会場などで説明する場合などは、ゴーグルの向きや位置、あるいはコントローラで変化する画像をPC経由でプロジェクタや遠隔会議システムに映している。