WEP12  ポスター②  8月30日 14号館1422教室 13:30-15:30
NanoTerasu加速器安全インターロックシステムの構築
Construction of NanoTerasu radiation safety interlock system
 
○前川 和久(日立造船),安積 隆夫,杉山 翔一,萩原 雅之,保坂 勇志,西森 信行,松田 洋樹(量研),櫻井 辰幸,佐治 超爾,糸賀 俊朗(高輝度光科学研究センター),仲谷 光司(日立造船)
○Kazuhisa Maekawa (Hitachizosen), Takao Asaka, Shoichi Sugiyama, Masayuki Hagiwara, Yuji Hosaka, Nobuyuki Nishimori, Hiroki Matsuda (QST), Tatsuyuki Sakurai, Choji Saji, Toshiro Itoga (JASRI), Koji Nakatani (Hitachizosen)
 
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構にて推進する次世代放射光施設NanoTerasuの放射線安全設備の監視・制御を行うための加速器安全インターロックシステムについて示す。 本システムは、線型加速器エリアと蓄積リングエリアに設置した扉リミットスイッチ、非常停止ボタン、退避確認ボタン、自動表示装置、運転表示灯、などの安全設備から構成されており、これらを統合的に監視・制御可能なシステムとなっている。各加速器エリアから人が退出し、エリアを閉鎖した場合に、各エリアに属するRF電源に運転許可を与える。退出確認は、放射線管理区域への入退出を管理する入退管理システムのパーソナルキー盤と連携して行う。2つの加速器エリアの閉鎖が完了、または蓄積リングエリアと切り離された状態の線型加速器エリアの閉鎖が完了した場合、電子銃に対して運転許可を与える。本システムが監視している安全設備の状態に異常が発生した場合、直ちに運転許可を停止する。 本報告では、本施設の安全システムの概要を示すとともに、システム構成、ならびに動作シーケンスについて報告する。