WEOB6  ハドロン加速器/加速器技術(真空)  8月30日 13号館1326教室 10:50-11:10
J-PARC RCS における大強度 1バンチ加速の検討
Consideration of high intensity single bunch acceleration in J-PARC RCS
 
○田村 文彦,沖田 英史,發知 英明,サハ プラナブ,明午 伸一郎,吉井 正人,大森 千広,山本 昌亘,清矢 紀世美,杉山 泰之,野村 昌弘,島田 太平,長谷川 豪志,原 圭吾,宮越 亮輔(J-PARC センター)
○Fumihiko Tamura, Hidefumi Okita, Hideaki Hotchi, Pranab Saha, Shinichiro Meigo, Masahito Yoshii, Chihiro Ohmori, Masanobu Yamamoto, Kiyomi Seiya, Yasuyuki Sugiyama, Masahiro Nomura, Taihei Shimada, Katsushi Hasegawa, Keigo Hara, Ryosuke Miyakoshi (J-PARC Center)
 
J-PARC 3GeV シンクロトロン (RCS) は物質・生命科学実験施設 (MLF) およびメインリング (MR) に 最大ビーム強度 8e13 ppp での陽子ビーム供給を行っている。RCS のハーモニック数 h は 2 で、 通常は 2つのバンチを加速している。MLF のいくつかの実験では 1バンチでのビーム供給が好ましいが、 この場合 1つの RF バケツを空きバケツとして加速を行うため、ビーム強度は半分となってしまう。 RCS のハーモニック数を 1 として加速できれば、1バンチあたりの強度は 2倍となり、 最大強度での 1バンチビーム供が可能となる。 一方 MR は、バンチあたりの粒子数を設計より上げることができるならば、1バンチずつ 8回の入射を行うことで現在の設計ビームパワー 1.3MW を超える運転ができる可能性がある。 本発表では、主に RCS での縦方向シミュレーションによる h=1 加速の検討について報告する。