WEOB4  ハドロン加速器  8月30日 13号館1326教室 10:00-10:20
J-PARC主リングの高繰り返し化改造後のビーム運転
The beam operation of J-PARC main ring after the first step of the high repetition upgrade
 
○佐藤 洋一(KEK/J-PARC)
○Yoichi Sato (KEK/J-PARC)
 
大強度陽子シンクロトロンであるJ-PARC主リング(MR)では、2028年度1.3 MW達成を目指した大強度増強計画の一環として、2021年夏から加速器周期の短縮化に向けた改造を進めている。2023年4月には、速い取り出し運転において760 kW相当のビーム加速に成功し、2021年度までの最大強度515 kWを大幅に超えたMR所期性能を示した。今後も更なる改造とビームロス低減調整を重ねながら高繰り返し化と陽子数増によるビーム強度増強を図っている。本発表では、ビーム強度増強調整の状況および今後の方針を報告する。