TWSP05  ポスター①② 施設技術報告  8月29日・30日 14号館1431教室 13:30-15:30
理研重イオンリニアックの現状報告
Present status of RILAC
 
遊佐 陽,山内 啓資,小山田 和幸,田村 匡史,金子 健太,鈴木 惇也,大木 智則(住重加速器サービス),○日暮 祥英,坂本 成彦,藤巻 正樹,今尾 浩士,木寺 正憲,中川 孝秀,長友 傑,西 隆博,大関 和貴,須田 健嗣,内山 暁仁,渡邉 環,渡邉 裕,山田 一成,上垣外 修一(理研仁科センター)
Akira Yusa, Hiromoto Yamauchi, Kazuyuki Oyamada, Masashi Tamura, Kenta Kaneko, Junya Suzuki, Tomonori Ohki (SHI Accelerator Service Ltd.), ○Yoshihide Higurashi, Sakamoto Sakamoto, Masaki Fujimaki, Hiroshi Imao, Masanori Kidera, Takahide Nakagawa, Takashi Nagatomo, Takahiro Nishi, Kazutaka Ozeki, Kenji Suda, Akito Uchiyama, Tamaki Watanabe, Yutaka Watanabe, Kazunari Yamada, Osamu Kamigaito (RIKEN Nishina Center)
 
理研仁科加速器科学研究センターの理研重イオンリニアック(RILAC)は、1981年に単独運転が開始され、40年以上運転を続けている。2016年よりアップグレードが行われ、実験設備のほかに、超伝導ECRイオン源と超伝導線型加速器SRILACの建設が実施された。 2020年1月28日のファーストビーム以降、ビームコミッショニングを実施、6月からはマシンタイムを開始した。2022年8月には入射系RFにデジタルローレベル回路の導入及び制御盤の更新を行った。2022年9月にはRFQ系冷却水温度調整機構を、2023年3月にはRILACドリフトチューブ電磁石冷却系の温度調整機構を整備し,安定した温度の冷却水を供給出来るようになった。また2023年3月にはRILAC LEBT,HEBTの一部で30年近く使用していた古い電磁石電源を更新した。これにより加速器を以前よりも安定して運用・保守することが出来るようになり、以降安定してビーム供給を続けている。本発表ではこの加速器の現状報告として、この10年間の運転状況、及びこの1年間における保守・改良作業などについて報告する。(2023)