TUP51  ポスター①  8月29日 14号館1443教室 13:30-15:30
コールドスプレーによる新しいニオブ超伝導空洞の製造方法の提案
A novel manufacture of niobium SRF cavities by cold spray
 
○山中 将(高エネ研),嶋田 慶太(日大工)
○Masashi Yamanaka (KEK), Keita Shimada (Nihon univ.)
 
コールドスプレーとは材料を溶融またはガス化させること無く不活性ガスと共に超音速流で固相状態のまま基材に衝突させて皮膜を形成する技術である。 超音速で衝突した材料は、臨界速度に達すると粒子自体が塑性変形して皮膜を形成する。超伝導空洞の材料は非常に高価なレアメタルのニオブである。ニオブの使用量を減らしコスト低減を図るために、ニオブ粉末を用いたコールドスプレーによりマンドレルの表面にニオブ厚膜を形成し、マンドレルを除去することにより空洞形状を製造する方法を提案する。3.9 GHz1セル空洞を模したモデルを使って、提案する手法の実現性について確認した。またCSにより製作したニオブ試験片のRRR測定を行い11という測定値を得た。これらの結果について報告する。