TUP42  ポスター①  8月29日 14号館1442教室 13:30-15:30
加速器冷却系における冷却水及び腐食生成物の継続的調査
Continuous investigation of cooling water and corrosion products in accelerator cooling system
 
○石田 正紀,武智 英明(高エネ研)
○Masaki Ishida, Hideaki Takechi (KEK)
 
KEK加速器施設の冷却水系において異物の発生及び堆積が確認されてきた。私の所属するグループでは、異物の化学分析を長年実施している。異物の大部分は酸化銅であり、系内で使用されている銅材料(ホローコンダクター等)の腐食生成物である。昨年の当年会において、腐食生成物によって外観が異なること及びその定量的評価について報告している。本発表では、KEKフォトンファクトリーM7-B冷却水系統における過去数年間の冷却水及び腐食生成物の継続的調査結果を報告する。主な調査内容は、冷却水中溶解性元素の定量結果、腐食生成物の定性・定量結果である。また、2022年8月にM7-B冷却水系統では冷却水の入れ替えが実施されており、その前後における調査結果の比較検討についても報告する。