TUP13  ポスター①  8月29日 14号館1422教室 13:30-15:30
EPICSを用いたビームロスモニターとsX-mapのためのデータ収集システムの開発
Development of EPICS-based data acquisition system for beam loss monitor and sX-map
 
○栗山 靖敏,岩下 芳久(京大複合研),不破 康裕(原子力機構),早野 仁司(高エネ研)
○Yasutoshi Kuriyama, Yoshihisa Iwashita (KURNS), Yasuhiro Fuwa (JAEA), Hitoshi Hayano (KEK)
 
KEKの超伝導RF実験施設(STF)では、ビームの試運転が行われている。安定した運転を実現するために、ビーム診断の一つとしてビームロスモニターを開発した。このモニターは、PINフォトダイオードを用い、パルスビームのビームロスにより発生するX線を観測している。ビームロスモニタのデータの読み出しには、EPICSを用いたデータ収集システムで行っている。 また、超伝導空洞の検査方法(sX-map)についても、EPICSベースのデータ収集システムを開発し、超伝導空洞の縦測定を行っている。sX-mapは、超伝導空洞のアイリス部にあるスティフナーリング内に挿入され、電界放出によって発生するX線をPINフォトダイオードで検出する。 本発表では、これらのEPICSを用いたデータ収集システムの概要について紹介する。