TUOP02  合同セッション  8月29日 13号館1325/1326教室 10:10-10:40
NanoTerasu加速器コミッショニング
Commissioning of NanoTerasu accelerator system
 
○西森 信行,安積 隆夫,上島 考太,小原 脩平,菅 晃一,保坂 勇志(量子科学技術研究開発機構),青木 駿尭,浅野 博之,伊藤 優仁,伊原 彰,岩下 大器,及川 治彦,門脇 聖弥,小林 創,小林 秀樹,齋田 涼太,櫻庭 慶佑,杉本 兼人,高橋 隼也,土山 翼,西川 雅章,芳賀 浩一(量子科学技術研究開発機構, NAT),渡部 貴宏,石井 美保,糸賀 俊郎,岩井 瑛人,大石 真也,大島 隆,近藤 力,櫻井 辰幸,小路 正純,杉本 崇,高野 史郎,田村 和宏,深見 健司,細田 直康,馬込 保(高輝度光科学研究センター, 理研 放射光科学研究センター, QST),青木 毅,上田 庸資,岡田 謙介,川瀬 守弘,清道 明男,佐治 超爾,谷内 努,谷内 友希子,出羽 英紀,濱野 崇,藤田 貴弘,正木 満博,増田 剛正,松原 伸一,柳田 謙一,山口 博史(高輝度光科学研究センター, QST),安積 則義,斗米 貴人(高輝度光科学研究センター, 理研 放射光科学研究センター),稲垣 隆宏,早乙女 光一,高橋 直,田中 隆次,前坂 比呂和(理研 放射光科学研究センター, 高輝度光科学研究センター),田中 均,原 徹,平岩 聡彦,福井 達,松井 佐久夫(理研 放射光科学研究センター),井上 忍,熊澤 寛介,酒井 康平,住友 博史,勢納 敏雄,竹迫 涼一,田中 信一郎,森谷 佳津貴,山本 龍,横町 和俊,吉岡 正倫(スプリングエイトサービス),惠郷 博文(高エネルギー加速器研究機構)
○Nobuyuki Nishimori, Takao Asaka, Kota Ueshima, Shuhei Obara, Koichi Kan, Yuji Hosaka (QST), Toshitaka Aoki, Hiroyuki Asano, Katsumasa Ito, Akira Ihara, Taiki Iwashita, Haruhiko Oikawa, Masaya Kadowaki, Hajime Kobayashi, Hideki Kobayashi, Ryota Saida, Keisuke Sakuraba, Kento Sugimoto, Shunya Takahashi, Tsubasa Tsuchiyama, Masaaki Nishikawa, Koichi Haga (QST, NAT), Takahiro Watanabe, Miho Ishii, Toshiro Itoga, Eito Iwai, Masaya Oishi, Takashi Oshima, Chikara Kondo, Tatsuyuki Sakurai, Masazumi Shoji, Takashi Sugimoto, Shiro Takano, Kazuhiro Tamura, Kenji Fukami, Naoyasu Hosoda, Tamotsu Magome (JASRI, RIKEN SPring-8 Center, QST), Tsuyoshi Aoki, Yosuke Ueda, Kensuke Okada, Morihiro Kawase, Akio Kiyomichi, Choji Saji, Tsutomu Taniuchi, Yukiko Taniuchi, Hideki Dewa, Takashi Hamano, Takahiro Fujita, Mitsuhiro Masaki, Takemasa Masuda, Shinichi Matsubara, Kenichi Yanagida, Hiroshi Yamaguchi (JASRI, QST), Noriyoshi Adumi, Takato Tomai (JASRI, RIKEN SPring-8 Center), Takahiro Inagaki, Koichi Soutome, Sunao Takahashi, Takashi Tanaka, Hirokazu Maesaka (RIKEN SPring-8 Center, JASRI), Hitoshi Tanaka, Toru Hara, Toshihiko Hiraiwa, Toru Fukui, Sakuo Matsui (RIKEN SPring-8 Center), Shinobu Inoue, Hirosuke Kumazawa, Kohei Sakai, Hiroshi Sumitomo, Toshio Seno, Ryoichi Takesako, Shinichiro Tanaka, Katsuki Moriya, Ryu Yamamoto, Kazutoshi Yokomachi, Masamichi Yoshioka (SES), Hiroyasu Ego (KEK)
 
3GeV高輝度放射光施設NanoTerasuを2024年度運用開始に向けて整備中である。蓄積リングは4BA(4-Bend Achromat)ラティスで低エミッタンス化し、入射3GeV線型加速器はC-band加速システムを採用して全長を110mとコンパクト化した。最先端技術導入に加えビーム安定性や機器保守性を意識して建屋も含めて整備した。2021年12月から開始した建屋への加速器据付作業は無災害で順調に進捗し、2023年5月末に完了予定である。線型加速器と蓄積リング加速器システムは、遮蔽壁で放射線管理区域としてお互いに分離されている。線型加速器は2023年2月に管理区域に設定され、Cバンド加速管コンディショニングを開始した。4月17日に電子銃運転を開始し、4月27日にはCバンド加速管下流偏向磁石によるエネルギー分析で3GeV加速を確認した。現在は詳細な調整運転を継続している。蓄積リングトンネルは蓄積リング加速空胴の配線配管作業、電磁石の通電試験、アンジュレータやフロントエンドの調整作業を進めている。2023年5月29日に予定している管理区域設定後に、リング加速空胴のコンディショニング、線型加速器からのビーム輸送、リングへのビーム入射、蓄積の順にコミッショニングを続ける予定である。本講演ではNanoTerasu加速器の据付、コミッショニング状況を報告する。また、他の次世代放射光施設の動向についても簡単に触れる予定である。