THP46  ポスター③  8月31日 14号館1443教室 13:30-15:30
バンチエネルギーチャープとテーパーアンジュレータによるFEL発振制御の試験にむけて
Status for the experimental tests of FEL lasing control using the bunch energy chirp and the undulator tapering
 
○本田 洋介,内藤 大地,島田 美帆,谷川 貴紀,倉田 正和(高エ研),坂本 文人(秋田高専)
○Yosuke Honda, Daichi Naito, Miho Shimada, Takanori Tanikawa, Masakazu Kurata (KEK), Fumito Sakamoto (Akita College)
 
cERLでは周回部に設置された2台のアンジュレータを用いて赤外SASE-FELの開発を行っている。現状のパラメータは、アンジュレータでのスリッページがバンチ長にたいして大きく、SASE-FELとしては特殊な運転条件になっている。このような条件で効率良くFELを発振させるため、可変テーパー型のアンジュレータが導入された。本研究では電子バンチのエネルギーチャープとアンジュレータのテーパーを調整することで、FELの発振を制御する試験を計画している。この試験においてFEL発振後の位相空間分布を観測するための偏向空洞システムの導入と、シミュレーションによる検討について報告する。