THP42  ポスター③  8月31日 14号館1442教室 13:30-15:30
STFビームダンプの運用状況
Operational status of STF beam dump
 
○森川 祐(KEK)
○Yu Morikawa (KEK)
 
KEK-STF(超伝導リニアック試験施設)では超伝導加速空洞の性能実証としてパルス電子ビームの加速試験を進めている。特にILC(国際リニアコライダー)同等のビーム時間構造と電流での加速性能の実証が主目的であり、最大平均電流は42μAを想定している。この電流量でのビーム運転に向けて、想定ビーム強度37.8kW(900MeV×42μA)のアルミ合金製ビームダンプを設計製作し、2019年より運用している。2022年度のビーム運転ではビーム強度6kW(300MeV×20μA)でのビームダンプ運用を経験した。本報告では6kWビームの運転におけるビームダンプ運用状況、放射線対策等について紹介する。