THP41  ポスター③  8月31日 14号館1442教室 13:30-15:30
SuperKEKB トンネルのレベル変化に関する続報告
Recent report on tunnel level measurement in SuperKEKB
 
○古澤 将司,増澤 美佳,植木 竜一,大澤 康伸(KEK)
○Masashi Furusawa, Mika Masuzawa, Ryuichi Ueki, Yasunobu Ohsawa (High Energy Accelerator Research Organization)
 
SuperKEKB電磁石グループでは、全周3kmのトンネルの壁面に等間隔に設置されたレベル基準点を用いて、トンネル全周の高さレベル測量を実施している。この測量で得られるデータは、トンネルレベル変動の加速器への影響を見るために重要な資料となる。2015年の加速器学会年会では、SuperKEKB建設に伴う機械棟増設、PF-AR直接入射路増設に伴うトンネルレベルへの影響の調査、およびトンネル全周レベルの長期的な変動について報告した。以降も毎年、トンネル全周のレベル測量を継続している。以前報告した事象と同じく、現在も筑波実験室から見た大穂、富士実験室の相対的下降傾向が見られる。また近年、施設内での各種建屋等の増設が実施されているため、それらによる影響の有無を調査することも重要である。本発表は近年のトンネル高さレベルの変化について報告する。