FRP39  ポスター④  9月1日 14号館1442教室 10:10-12:10
GHMCのイオン源テストスタンドにおけるペッパーポットエミッタンスモニタの導入
Introduction of a pepper-pot emittance monitor at GHMC
 
○中尾 政夫(群大重医セ),依田 哲彦,福田 光宏(阪大RCNP),宮脇 信正(量研高崎研),想田 光(山形大),野田 耕司(群大重医セ)
○Masao Nakao (GHMC), Tetsuhiko Yorita, Mitsuhiro Fukuda (RCNP), Nobumasa Miyawaki (QST), Hikaru Souda (Yamagata Univ.), Koji Noda (GHMC)
 
群馬大学重粒子線医学センター(GHMC)では、イオン源として10GHzのECRイオン源であるKeiGMを使用し、30kVの引出電圧でC4+を200μA程度取り出して治療のための運転を行っている。一方で、予備機と研究開発を兼ねたKeiGMの同型機であるイオン源テストスタンドも設置されている。テストスタンドにはビーム診断装置としてワイヤスリット型エミッタンスモニタが既に設置されているが、測定に時間が掛かることと、測定可能な位相空間内の範囲が狭い問題があった。それらの問題を解決するためにペッパーポット型エミッタンスモニタを設置した。ペッパーポット型エミッタンスモニタはペッパーポットマスクを通過した粒子がMCPと蛍光板で光に変換されカメラで観測するが、バックグラウンドの除去方法などを従来のエミッタンスモニタと比較して検討した。He, C, Ar等のイオンのエミッタンスをRF周波数、電力、ガス流量を変化させて測定した。