FRP11  ポスター④  9月1日 14号館1422教室 10:10-12:10
KEK電子陽電子入射器におけるAngularを用いたオペレータインターフェースの開発
Development of operator interface using Angular in KEK e-/e+ Injector Linac
 
○工藤 拓弥(三菱電機システムサービス(株)),佐藤 政則,佐武 いつか(高エネルギー加速器研究機構),草野 史郎(三菱電機システムサービス(株))
○Takuya Kudou (Mitsubishi Electric System & Service Co., Ltd.), Masanori Satoh, Itsuka Satake (KEK), Shiro Kusano (Mitsubishi Electric System & Service Co., Ltd.)
 
KEK電子陽電子入射器では、1995年にリレーショナルデータベースを用いた電子運転ログブックシステムの開発および運用を開始し、加速器運転に関する詳細かつ高品質な情報を自動記録することが可能となった。2010年にはデータベースの冗長化、Adobe Flashを用いたフロントエンドの開発、画像添付機能の追加などシステムの品質向上に取り組んできた。データアーカイバシステムにおいては、2011年にCSSアーカイバ、2019年にArchiver Applianceを導入した。これらアーカイバシステムのWeb Viewerとして 独自にAdobe Flashを用いたアプリケーションを開発して運用していた。 このように、Webアプリケーションのフロントエンド開発のフレームワークとして、Adobe Flashを多く使用していた。しかし、2020年のAdobe Flash Playerサポート終了を受けて新たなフレームワークへの移行が急務となった。 そこで入射器では、Adobe Flashに代わるフレームワークとしてGoogle社のAngularを用いたアプリケーションの開発に取り組み、運用に至っている。 本稿では、入射器で運用しているオペレータインターフェースのうち、Angularを用いて開発されたものをいくつか報告する。