WEP052  ポスター②  10月19日 会議室P 13:00-15:00
PF-AR測定器開発テストビームラインのための電磁石設置と加速器インターロックシステムの改修
Installation of magnets and upgrade of accelerator safety interlock system for the GeV-range test beamline at PF-AR
 
○長橋 進也,池上 陽一,内山 隆司,高木 宏之,谷本 育律,外川 学,中村 勇,中村 典雄,野上 隆史,花垣 和則,本田 融,満田 史織,森 隆志,吉田 剛(高エネ研),鷲見 一路(名大)
○Shinya Nagahashi, Yoichi Ikegami, Takashi Uchiyama, Hiroyuki Takaki, Yasunori Tanimoto, Manabu Togawa, Isamu Nakamura, Norio Nakamura, Takashi Nogami, Kazunori Hanagaki, Tohru Honda, Chikaori Mitsuda, Takashi Mori, Go Yoshida (KEK), Kazumichi Sumi (Nagoya Univ.)
 
高エネルギー加速器研究機構(KEK)のX線領域の単パルス専用放射光源であるPhoton Factory Advanced Ring(PF-AR)では、2021年の夏に、素粒子・原子核実験の測定器開発を行うためのテストビームラインの建設が行われた。テストビームラインは、PF-ARに蓄積された電子ビームの一部を標的に当て、制動放射により生成されたガンマ線をコンバーターで再び電子・陽電子に変換して取り出し、電磁石群で電子ビームを加速器シールド壁外の測定器開発を行う場所まで輸送するものである。テストビームラインの電磁石群は、エネルギー選択用偏向電磁石1台、電子ビーム収束用四極電磁石7台、補正用ステアリング電磁石2台で構成されている。電磁石設置のための罫書きやシールド壁の貫通口位置の測量、電磁石の精密アライメントには、レーザートラッカー(Leica AT-402)と水準儀(Wild N3)を使用した。  本発表では、電磁石の設置検討、罫書き、設置、精密アライメントの詳細と、テストビームライン建設にともなう加速器インターロックシステムの改修状況を報告する。