WEP017  ポスター②  10月19日 会議室P 13:00-15:00
BelleⅡECLにおけるビームバックグラウンドの研究
A study of beam background on BelleII ECL
 
○熱田 真大,リップタック ザカリー,栗木 雅夫(広島大学)
○Masahiro Atsuta, Zachary Liptak, Masao Kuriki (Hiroshima univ.)
 
茨城県つくば市のSuperKEKB加速器では2019年から物理データを取得しています。約10年間の寿命でルミノシティ 6 x 10^35 電子陽電子衝突・cm^2 s^-1の目標を目指します。衝突を増せば増すほど、ビーム性バックグラウンドが増大し、加速器の運転と物理解析の邪魔となります。そのような迷惑なBGをなくすため、Belle IIの電子カロリメーター(ECL)で取得したデータを用いて加速器パラメータによるバックグラウンド事情を把握し、改良するためにシミュレーションと比較します。 具体的には、ECLの中のバックグラウンドイベントの空間分布もイベントレートを計算し、様々なビームパラメータの効果を把握したうえでビーム状況を改良します。尚、その結果を使用して現在の加速器や検出器のシミュレーションの精密さ・正しさを査定して将来のシミュレーションを改良することに努力します。