WEOB03  加速器技術(真空)/加速器土木・放射線防護  10月19日 会議室B 9:40-10:00
加速器トンネルでのロボット活用の検証
Verification of robot utilization in accelerator tunnel
 
○川端 康夫,松田 浩朗,松元 和伸(飛島建設株式会社),田頭 茂明(関西大学),冨井 洋平 (綜合警備保障株式会社),石井 恒次,山本 昇,別所 光太郎(KEK),吉岡 正和(岩手大学)
○Yasuo Kawabata, Hiroaki Matsuda, Kazunobu Matsumoto (TOBISHIMA CORP.), Shigeaki Tagashira (Kansai Univ.), Yohei Tomii (ALSOK), Koji Ishii, Noboru Yamamoto, Kotaro Bessho (KEK), Masakazu Yoshioka (Iwate Univ. )
 
 2019年よりJ-PARC MR 加速器トンネルにおいて、作業者のリアルタイム位置情報、及び双方向情報伝達等を実現した防災システムを運用している。これまでに様々な機能等を付加し、ユーザにとって日常的に使いやすいシステムにすることにより、発災時に直ちに活用できるシステムとすべく、開発に取り組んできた。  現在、更なる安全性向上や作業の効率化を実現するため、ロボットやドローンの活用を検討している。例えば、ビーム停止後の放射線の監視や各種計器の計測など、現状、人による測定に頼っている部分にこれらロボットを活用したい。  開発した防災システムと連携させることで、高度な防災システムが構築できるものと期待している。2021年度に自律走行ロボット“REBORG-Z”を用いてMRトンネル内で走行試験を行った。また自律飛行ドローンもトンネル内に持ち込み、飛行試験を行った。これら試験では様々な課題が見つかっており、本文ではそれらを詳述する。また防災システムとの連携及び作業支援の観点から、ロボット・ドローン活用の可能性についても本文で議論する。