WEOA08  加速器技術(粒子源)/レーザー  10月19日 会議室A 16:10-16:30
レーザー原子冷却による極低温電子源の開発
Development of a cold electron source based on laser cooling of atomic gas
 
○本田 洋介(高エ研)
○Yosuke Honda (KEK)
 
電子源の性能を飛躍的に改善することにより、例えば高速電子顕微鏡や開口の狭いテラヘルツ加速器へのビーム供給など、幅広い用途への応用が期待できる。 電子源のエミッタンスは、原理的にはカソードの温度で決まる。そこで、レーザー冷却の手法を用いて原子ガスをミリケルビン以下に冷却しレーザーで電離することで極低温の電子を生成する、新しい電子源の開発を行っている。 本発表では、電子源の開発計画とレーザー冷却装置の開発状況について報告する。