TUP051  ポスター①  10月18日 会議室P 13:30-15:30
コンパクトERLにおける機械学習によるビームオプティクスの自動調整
Automatic tuning of beam optics by machine learning in compact ERL
 
○神尾 彬(HiSOR),加藤 政博(UVSOR),島田 美帆,宮内 洋司,帯名 崇(KEK)
○Akira Kano (HiSOR), Masahiro Katoh (UVSOR), Miho Shimada, Yoji Miyauchi, Takashi Obina (KEK)
 
エネルギー回収型ライナック(ERL)は、超電導直線加速器で加速した電子ビームを周回させた後、再び超電導加速器を通してそのエネルギーを回収し、これを次のビームを加速するために利用する新しい概念の加速器である。KEKではその実証機としてコンパクトERL(cERL)が建設され、研究開発が推進されている。cERLにおいては周回部でのビームの損失や品質の劣化を防ぐためにビームオプティクス調整が重要であり、運転調整において最も時間がかかるとともに熟練も必要とされる。cERLでは、運転の省電力化や自動化を目指して、機械学習の一種であるベイズ最適化を用いてオプティクスの自動調整を試行している。本研究では、cERL周回部に設置されている複数のスクリーンモニタ画像を使って最適化を試みた。目的関数としてcERL周回部に設置されている複数のスクリーンモニタ画像から得られる電子ビームサイズと設計値との差を一定のルールに基づいて評価したものを設定し、これを最小にするように四極電磁石の電流値を最適化した。ビームサイズの計測、電磁石電流値の算出、電流値の設定までを自動化し、40回程度の反復で一定の精度で調整できることが確認できた。