TUP029  ポスター①  10月18日 会議室P 13:30-15:30
ILCに向けたSTF-2クライオモジュールの超伝導空洞の性能の変遷
Changes of cavity performance of STF-2 cryomodules for ILC
 
○山本 康史,加古 永治,梅森 健成,阪井 寛志,佐伯 学行,荒木 隼人,マチュウ オメット,片山 領,井藤 隼人(高エネルギー加速器研究機構)
○Yasuchika Yamamoto, Eiji Kako, Kensei Umemori, Hiroshi Sakai, Takayuki Saeki, Hayato Araki, Omet Mathieu, Ryo Katayama, Hayato Ito (KEK)
 
2014年に完成した12台の9セル空洞が収められたSTF-2クライオモジュールは、高エネルギー加速器研究機構(KEK)内にある超伝導高周波試験施設(STF)のトンネルに設置され、これまでに7回の冷却試験(ビーム運転含む)が行われた。ハイパワー試験中は空洞の最大加速勾配を確認すると同時に、空洞から発生する放射線を定点観測しており、空洞の状況を知るのによい手段である。また、放射線が出てきたところの電界強度(onset-gradientという)も重要な測定対象である。本講演では、これまで実施された冷却試験におけるSTF-2クライオモジュールの性能の変遷について報告する。