TUP020  ポスター①  10月18日 会議室P 13:30-15:30
大強度・低速H-ビーム用バンチシェイプモニタを用いたビーム計測手法に関する研究
Studies of beam diagnostics with bunch-shape monitor for high-power and low-beta H- beam
 
○北村 遼,林 直樹,平野 耕一郎(JAEA),小坂 知史(NAT),宮尾 智章(KEK),根本 康雄(NAT),森下 卓俊(JAEA)
○Ryo Kitamura, Naoki Hayashi, Kouichiro Hirano (JAEA), Satoshi Kosaka (NAT), Tomoaki Miyao (KEK), Yasuo Nemoto (NAT), Takatoshi Morishita (JAEA)
 
大強度陽子加速器施設J-PARCリニアックでは、フロントエンドの大強度・低速H-ビームを測定するためにビーム熱負荷への耐久性を向上させた改良型バンチシェイプモニタ(BSM)を開発している。 ビームと相互作用させるプローブに新素材であるグラファイト製標的を導入することで、これまで不可能であった大強度ビーム中心領域でのプロファイル測定を実現した。 改良型BSMではビーム全体のプロファイルが測定可能になったため、BSMの特徴を生かした応用的なビーム診断手法を提案する。 本講演では、二次電子計測による横プロファイル測定、横プロファイルからのビーム電流測定等、BSM本来の目的である縦方向測定の枠組みを超えてBSMの多様な運用可能性について議論する。