THP055  ポスター③  10月20日 会議室P 13:00-15:00
ベイズ最適化を用いたイオン源制御手法の開発
Development of ion source control system using bayesian optimization
 
○森田 泰之,福田 光宏,依田 哲彦,神田 浩樹,畑中 吉治,斎藤 高嶺,田村 仁志,安田 祐介(阪大RCNP),鷲尾 隆(阪大産研),中島 悠太(阪大IDS),岩崎 昌子(大阪公立大学),武田 佳次郎,原 隆文,荘 浚謙,Zhao Hang,橘高 正樹,松井 昇大朗(阪大RCNP)
○Yasuyuki Morita, Mitsuhiro Fukuda, Tetsuhiko Yorita, Hiroki Kanda, Kichiji Hatanaka, Takane Saitou, Hitoshi Tamura, Yusuke Yasuda (RCNP), Takashi Washio (Department of Reasoning for Intelligence, Osaka University ), Yuta Nakashima (Institute for Datability Science, Osaka University), Masako Iwasaki (Osaka metropolitan university), Keijiro Takeda, Takafumi Hara, Tsun Him Chong, Hang Zhao, Masaki Kittaka, Shotaro Matsui (RCNP)
 
近年、医療分野や産業分野など加速器の社会実装が進んでいるが、加速器本体やイオン源調整や制御の困難さが課題となっている。すべての加速器に専用のオペレーターをつけて運転することは困難なため、加速器が社会に広く浸透するためにはいつ・誰が調整しても一定以上の強度・質のビームを短時間で供給でき、かつ操作が非常に簡単である必要がある。そこでまずはイオン源の調整の高度化・自動化を目指し、機械学習の一種であるベイズ最適化を用いた新たな調整手法の開発を行った。多くの場合、ビーム強度を指標としてイオン源の大強度化調整を行うが、本研究ではビームの大強度化だけでなく、低エミッタンス化も実現できるようにビーム輝度を指標とした調整を自動で行うことができるアルゴリズムを開発した。その性能評価を行うため、大阪大学核物理研究センターにて実際にイオン源を用いて複数パラメーターの同時調整を行った。本発表では調整技術及び実験の現状に関して報告を行う。