THP031  ポスター③  10月20日 会議室P 13:00-15:00
超伝導空洞のストリング組立に用いられるブランクフランジ・ベローズ交換システムの開発
Development of replacement system between blank flange and bellows for cavity string assembly of superconducting cavity
 
○山本 康史,平木 雅彦,梅森 健成,阪井 寛志,道前 武(高エネルギー加速器研究機構)
○Yasuchika Yamamoto, Masahiko Hiraki, Kensei Umemori, Hiroshi Sakai, Takeshi Dohmae (KEK)
 
高エネルギー加速器研究機構(KEK)では、2021年度に日仏協力の下で超伝導空洞の空洞ストリング(連結)作業のために用いられるブランクフランジとベローズの交換システムを開発した。空洞ストリング作業は、通常、3名の作業者がイオンガンによるクリーニングの後、ブランクフランジ取外 → ベローズ取付 → ボルト締結、という流れで作業が進む。このブランクフランジとベローズの交換を、人を介さずに行うことで、空洞内へのダスト混入のリスクを下げることができる。すでにコミッショニングに成功しており、今後、さらなる改良を行う予定である。本講演では、このブランクフランジとベローズの交換システムの開発状況について報告する。