THP013  ポスター③  10月20日 会議室P 13:00-15:00
UVSORアンジュレーター制御系のPLC化
Undulator control system using PLC at UVSOR
 
○林 憲志,太田 紘志,山崎 潤一郎,平 義隆(分子研 UVSOR),加藤 政博(分子研 UVSOR 広島大 HiSOR),仲谷 光司(日立造船)
○Kenji Hayashi, Hiroshi Ota, Jun-ichiro Yamazaki, Yoshitaka Taira (IMS, UVSOR), Masahiro Katoh (IMS, UVSOR Hiroshima-Univ., HiSOR), Koji Nakatani (Hitachi-zosen Co.)
 
放射光源UVSOR-IIIでは6台のアンジュレータが稼働しており、それぞれが独立した制御系を備えている。これら制御系は、アンジュレータ本体に加え、アンジュレータのビームへの影響を補正するための専用のステアリング電磁石や四極磁石コイルを制御している。放射光利用実験中には、随時、放射光ビームライン側から指令を受けアンジュレータ磁石列のギャップや位相の変更を行い、これと同時に上記の補正磁石によるフィードフォワード制御を行う。制御系について、これまでは日立造船社の固有のコントローラーであるMCUとサーバーPC、通信プロトコルとしてはCORBAを用いていたが、使用されるハードウエアや技術の持続性や汎用性を考え、一般的に入手可能であって安定性に優れるPLCによる制御への変更を検討した。2022年3月に最も老朽化の進んでいたU3と呼ばれるアンジュレーター制御系を三菱電機製PLCとSLMPプロトコルによるシステムに更新した。本発表では、新しい制御系の性能や稼働状況について報告する。