THP012  ポスター③  10月20日 会議室P 13:00-15:00
3 GeV次世代放射光施設の加速器インターロックシステム
Accelerator interlock system for 3 GeV synchrotron light source
 
○保坂 勇志,安積 隆夫,西森 信行(量研),糸賀 俊朗,大石 真也,大島 隆,近藤 力,櫻井 辰幸,小路 正純,田村 和宏,深見 健司,渡部 貴宏(高輝度光科学研究センター,理研,量研),青木 毅,佐治 超爾,高野 史郎,谷内 友希子,増田 剛正(高輝度光科学研究センター,量研),稲垣 隆宏,高橋 直,前坂 比呂和(理研,高輝度光科学研究センター),福井 達,田中 均(理研)
○Yuji Hosaka, Takao Asaka, Nobuyuki Nishimori (QST), Toshiro Itoga, Masaya Oishi, Takashi Ohshima, Chikara Kondo, Tatsuyuki Sakurai, Masazumi Shoji, Kazuhiro Tamura, Kenji Fukami, Takahiro Watanabe (JASRI,RIKEN,QST), Tsuyoshi Aoki, Choji Saji, Shiro Takano, Yukiko Taniuchi, Takemasa Masuda (JASRI,QST), Takahiro Inagaki, Sunao Takahashi, Hirokazu Maesaka (RIKEN,JASRI), Toru Fukui, Hitoshi Tanaka (RIKEN)
 
東北大学青葉山新キャンパスにて3 GeV次世代放射光施設の建設が進められている。この施設ではエネルギー3 GeVの電子ビームを用いて軟X線・テンダーX線領域の高コヒーレンス、高輝度放射光を提供する。年間6000時間の運転を目指す本放射光施設において、安全性・信頼性の高い運転を行い、将来の軟X線FEL並列運転にも対応するため、加速器構成機器の状態を監視し、電子ビーム入射器及び蓄積リングの運転を制御するインターロックシステムが必要である。具体的な監視対象は、真空容器の圧力値や温度、電磁石電源の状態、高周波加速管の放電、各部の冷却水の流量、放射線安全など多岐にわたる。これらの情報に基づき、運転状態の制御、機器の保護、人的安全の観点から施設の制御を行う。3 GeV次世代放射光施設では真空・磁石・RFなど細分化されたインターロックシステムを設け、各インターロックシステム間で信号を取り合うことで全体の制御を実現する。本発表では3 GeV次世代放射光施設の加速器インターロックシステムの全体像を紹介し、運転制御と機器保護の観点を主軸に監視対象と動作について概要を説明する。