FRP056  ポスター④  10月21日 会議室P 13:00-15:00
コンパクトERLにおけるアーク部オプティクススタディ
Optics study of the arc section in the compact ERL
 
○島田 美帆(高エネ研)
○Miho Shimada (KEK)
 
コンパクトERLのアーク部は曲率半径1m程度の偏向電磁石とトリプレット四極電磁石で構成される。赤外FELやTHz光源のために、アクロマート光学系を維持しつつ、バンチ圧縮のために転送行列のR56成分を連続的にスキャンできるようなオプティクスが必要となる。これまでは、トリプレットの極性はDFDで運転してきた。K値を小さく抑えられるというメリットがあったものの、アーク部で垂直方向に大きく発散し、トリプレット中心で分散関数が大きくなるというデメリットがあった。そこで、最大分散関数を減らし、エネルギーアクセプタンスを上げるために、FDFのオプティクスの検討を行った。その結果について報告する。