FRP043  ポスター④  10月21日 会議室P 13:00-15:00
J-PARC RCS 主電磁石電源制御系の更新
Renewal of control system of the J-PARC RCS magnet power supply
 
○渡辺 泰広,柳橋 孝則(日本原子力研究開発機構),小松崎 誠(アイムス)
○Yasuhiro Watanabe, Takanori Yanagibashi (JAEA), Makoto Komatsuzaki (Aimusu)
 
J-PARC RCSの主電磁石電源の電流制御システムは,シンクロトロンの運転周期である25Hzに同期した正弦波パターンで電流制御する必要がある。 現在運用している電流制御システムは,電流波形をモニタするためのADCユニット,リファレンス波形を生成するための高速ディジタル出力基板, 各ハードウエアにタイミング信号を供給するためのタイミングユニットから構成されており, 1台の電源を電流制御するための機能が複数のハードウエアに分かれている。 そのため,異常が生じた場合の原因の特定に時間を要することなど,制御システムを運用する上で支障が生じている。 さらに,一部の使用部品が生産中止となるなど予備品の製作が困難となっていることから,電源制御システムの更新を検討している。 本論文では,現在の電源制御システムの運用経験をもとに新たに開発した,J-PARC RCS 主電磁石電源の制御システムの試験結果について報告する。 本制御システムは,1台の電源を制御するために必要な機能を1つの制御ユニットに集約して電源に内蔵することにより,制御システムの大幅な簡素化を実現した。 。