FRP033  ポスター④  10月21日 会議室P 13:00-15:00
高周波構造設計における位相幾何学的手法
Topological approach to RF structure design
 
○影山 達也(高エネ研)
○Tatsuya Kageyama (KEK)
 
よく知られているように円管と角管は位相幾何学的には同形とされる。そして、管内に励振される電磁場モードの大局的様相は管形状の位相幾何学的性質に従う。一方、製造技術的・構造力学的な観点からすると円管と角管は異なる「かたち」として峻別される。裏を返せば、高周波構造の設計に位相幾何学的自由度を導入することにより読者諸氏が直面する技術的諸問題を柔軟に回避・解決する道が開かれるであろうと期待される。本論文では、電波吸収体を装荷したビームチェンバーの例を皮切りに、高周波構造のデザインにおける位相幾何学的設計手法の具体例をいくつか紹介する。