FRP014  ポスター④  10月21日 会議室P 13:00-15:00
J-PARC MR におけるイントラバンチ・フィードバックのシステム更新のための評価
Evaluation for updating the intra-bunch feedback at J-PARC Main Ring
 
○吉村 宣倖(京都大学),外山 毅,小林 愛音,中村 剛,岡田 雅之(KEK),菖蒲田 義博(JAEA),中家 剛(京都大学)
○Nobuyuki Yoshimura (Kyoto University), Takeshi Toyama, Aine Kobayashi, Takeshi Nakamura, Masashi Okada (KEK), Yoshihiro Shobuda (JAEA), Tsuyoshi Nakaya (Kyoto University)
 
大強度陽子シンクロトロンJ-PARC Main Ring (MR) は現在の510 kW (2.63×10^14 ppp, MRサイクル2.48 秒) から1.3 MW (3.14×10^14 ppp, 1.16 秒) へと大強度化する予定である。ビームのウェイク場や電子雲などの集団効果によりビームの振動が不安定になるためにビーム損失が発生し、これを抑制するためにビーム位置モニター (BPM)、FPGA、ストリップラインキッカーを用いた intra-bunch feedback system (IBFB) が設置されている。ビーム強度が増強されると横方向不安定性が増大して制限要因となることが予想され、対策として今後1,2年でIBFBを新システムに更新して200 MHzまでの高周波に対応することが計画されている。この事前調査として100 MHzまでに対応した現行システムでの性能限界と新システム (200 MHz) で十分に不安定性を抑えられるかを評価する必要があり、6月に行われたビーム試験でのデータをもとにした評価を報告する。