WEP015  電磁石と電源  8月11日 会議室P 13:10 - 15:10
RCSバンプ電磁石磁場測定用プローブの検証
Experimental verification of magnetic field measurement probe for RCS bump magnet
 
○杉田 萌(J-PARC/JAEA),植野 智晶,堀野 光喜(NAT),高柳 智弘,小野 礼人,山本 風海,金正 倫計(J-PARC/JAEA)
○Moe Sugita (J-PARC/JAEA), Tomoaki Ueno, Koki Horino (NAT), Tomohiro Takayanagi, Ayato Ono, Kazami Yamamoto, Michikazu Kinsho (J-PARC/JAEA)
 
J-PARC RCSでは、水平シフトバンプ電磁石を用いてリニアックからの入射ビームをRCSの周回軌道に合流する入射バンプ軌道を生成する。水平シフトバンプ電磁石に励磁する波形は、立ち上がりと立ち下がり部の時間と、フラット部の時間をそれぞれ150~500マイクロ秒と100~800マイクロ秒の間で変更可能な台形型のパルス波形である。そして、ビームの要求条件に合わせたパルス波形により入射バンプ軌道をつくり、25Hzの繰り返し入射によって1MW大強度ビームを生成する。しかし、1MW大強度ビームの生成にはビームロスによる放射化の低減が求められ、そのためには、バンプ電磁石の磁場分布を±0.2%以下の精度で測定し、高精度な入射バンプ軌道を確立する必要がある。そこで、バンプ電磁石への速いパルス励磁に対応できる高速応答性に優れた磁気プローブの選定評価試験を実施した。発表では、計測原理が異なるサーチコイル、ホールプローブ、積分型フラックスメータを用いた比較検証による評価結果について報告する。