WEP013  電磁石と電源  8月11日 会議室P 13:10 - 15:10
KEK-PFにおける超小口径セラミックスチェンバー一体型パルスマグネットの将来光源適合開発
Adaptive development of ceramics chamber with integrated pulsed magnet for future light source in KEK-PF
 
○満田 史織,Lu Yao,小林 幸則,高木 宏之,原田 健太郎,帯名 崇,高井 良太,野上 隆史,内山 隆司,上田 明,長橋 進也(高エネルギー加速器研究機構),横山 篤志,岩本 晃一,笹川 敦司,濱地 健吾(京セラ(株))
○Chikaori Mitsuda, Yao Lu, Yukinori Kobayashi, Hiroyuki Takaki, Kentaro Harada, Takashi Obina, Ryota Takai, Takashi Nogami, Takashi Uchiyama, Akira Ueda, Shinya Nagahashi (KEK), Atsushi Yokoyama, Kouichi Iwamoto, Atsushi Sasagawa, Kengo Hamaji (Kyocera Co.)
 
CCiPM(Ceramics chamber with integrated pulsed magnet)は、次世代光源におけるパルス多極入射用マグネット、入射バンプキッカー、高速補正用キッカーとしての利用が計画されている既存技術の無い新しい空芯型マグネットである。磁極コイルは、円筒状のセラミックの厚さの中に完全に埋め込まれ、構造的にもセラミックと一体化している。最初に製作されたCCiPMは、基本的な製造技術を確立するために、マグネットボアとして内径60mmのものを開発し、その後、4年間かけて技術を向上させ、最終的には内径40mmと30mmを実現した。これらの超小口ボア径は、将来の放射光源リングで想定される真空ビームダクトのサイズに適合することが期待されている。新たに開発された超小口径CCiPMは、真空耐久性、電気特性、磁場性能を確認するためのオフラインテストが行われており、直径30mmのCCiPMに対してはビームテストラインでの実ビームテストも並行して行われている。本会議では、製造技術のポイントとオフラインテストの最新結果を報告する。