WEP007  加速器土木・放射線防護/真空  8月11日 会議室P 13:10 - 15:10
あいちSR光源加速器周辺の放射線分布測定システムの開発
Development of radiation distribution measurement system around Aichi SR accelerators
 
○田部 圭悟(名大工学),高嶋 圭史(名大工、名大SRセンター、あいちSR),真野 篤志(名大SRセンター),郭 磊(名大SRセンター、あいちSR、名大工),石田 孝司(名大SRセンター、あいちSR)
○Keigo Tanabe (Nagoya univ. Engg), Yoshifumi Takashima (Nagoya univ. Engg, NUSR, AichiSR), Atsushi Mano (NUSR), Lei Guo (NUSR, AichiSR, Nagoya univ. Engg), Takashi Ishida (NUSR, AichiSR)
 
あいちシンクロトロン光センター(あいちSR)は、愛知県の科学技術政策である「知の拠点あいち」計画における中核施設として、中部地区を中心とする大学、研究機関、産業界、愛知県の協力によって建設され、あいちSRが運営してきた。 あいちSRの光源加速器は、50 MeV 直線加速器、1.2 GeV ブースターシンクロトロン、1.2 GeV 電子蓄積リングで構成されている。これらの加速器で加速される電子ビームは、ビームダクト中の残留ガスとの散乱や、電子同士での散乱などの理由で正常な軌道から外れ、ビームダクトと衝突する。その際に加速器周辺に電子や陽電子、ガンマ線等の放射線が発生する。この放射線を検出し、加速器周辺での放射線量の分布を測定することにより、加速器の効果的な放射線遮蔽が可能となるとともに、加速器中での電子ビームの軌道等を調整することによって、 電子ビームの損失を抑え、効率的な運転につながることが期待できる。 本発表では、加速器周辺での放射線量の分布を測定するため、半導体検出器を用いた放射線測定システムの開発について行う。