TUP057  施設技術報告  8月10日 会議室P 12:50 - 14:50
若狭湾エネルギー研究センターシンクロトロンの現状
Preset status of the synchrotron at WERC
 
○栗田 哲郎,羽鳥 聡,山田 裕章,廣戸 慎,清水 雅也,山口 文良,淀瀬 雅夫,渕上 隆太,小田部 圭佑,古川 靖士,羽田 祐基(若エネ研)
○Tetsuro Kurita, Satoshi Hatori, Hiroaki Yamada, Shine Hiroto, Masaya Shimizu, Fumiyoshi Yamaguchi, Masao Yodose, Ryuta Fuchigami, Keisuke Otabe, Yasushi Furukawa, Yuki Haneda (WERC)
 
若狭湾エネルギー研究センター加速器施設(W-MAST)は、タンデム加速器および、それを入射器としたシンクロトロンによって、広範囲のエネルギーのイオンビーム(陽子 : 数MeV-200MeV; He, C : 数 MeV- 55MeV/u)を様々な実験に供給している。 現在、加速高周波制御のLLRFの開発に取り組んでいる。これまで、DSPとDDSおよびアナログ回路によって構成されていたものをFPGAを用いたデジタル制御に置き換える。2018-2019年にFPGA回路の設計および制作を行なった。2020年度はLLRFと一体のシステムとして動作するビーム位置信号制御系を製作した。 また、現有のシステムでBPM演算結果の信号レベル依存性を改善するためのアンプの改良をおこなった。 運転状況と合わせて、高周波制御系の試験状況、BPMアンプの開発状況を報告する。