TUP047  高周波源・LLRF  8月10日 会議室P 12:50 - 14:50
SuperKEKB入射器のノイズ対策-2
Noise counterplan of SuperKEKB Injector Linac-2
 
○矢野 喜治,明本 光生,荒川 大,片桐 広明,川村 真人,中島 啓光,夏井 拓也,本間 博幸,松下 英樹,松本 修二,松本 利広,三浦 孝子(KEK)
○Yoshiharu Yano, Mitsuo Akemoto, Dai Arakawa, Hiroaki Katagiri, Masato Kawamura, Hiromitsu Nakajima, Takuya Natsui, Hiroyuki Honma, Hideki Matsushita, Shuji Matsumoto, Toshihiro Matsumoto, Takako Miura (KEK)
 
KEKの電子陽電子入射器は1982年にPFリングの電子入射器として稼働をはじめ、様々な増設、改造を重ね現在はPF、PF-AR、SuperKEKBの入射器として運用中である。入射器には60台の高周波電源がありサイラトロンのノイズが原因と思われる機器の誤動作に悩まされて来た。サイラトロンは放電管なので運転を継続しているとジッタが増加し、ノイズも大きくなり機器の誤動作が目立ってくる。ジッタが増加したサイラトロンはリザーバー電圧を調整して正常な運転状態に戻すことを日常的に行なっている。調整が必要となるサイラトロンは選択的にオシロスコープを接続しジッタの確認を行なって決定している。60台の高周波電源にオシロスコープを接続しサイラトロンのジッタを常時観測することは現実的ではない。そこでRaspberry Piを使ったノイズモニタを製作し、高周波電源のノイズとサイラトロンのジッタの関係を調査した。