TUP038  加速構造  8月10日 会議室P 12:50 - 14:50
超伝導加速器における入力カップラーの銅鍍金に関する研究について②
Research on copper plating for power coupler in superconducting accelerator #2
 
○山本 康史(高エネルギー加速器研究機構)
○Yasuchika Yamamoto (High Energy Accelerator Research Organization)
 
超伝導加速器の入力カップラーは通常、SUS316Lの下地に20 μm程度の厚みをもった銅鍍金を施して用いられる。製造の最終工程で、銅鍍金が付いた各パーツを銀ロウ付けで接続し、入力カップラーが完成する。その際、銅の結晶粒が熱の影響で変化し、その結果、銅鍍金の抵抗値の変化を引き起こす。本講演では、2019年以降に実施した熱処理したサンプルに関する研究結果を報告する。