TUP037  加速構造  8月10日 会議室P 12:50 - 14:50
超伝導空洞のコストダウンに向けた新規ニオブ材の検討と縦測定結果
Study on new niobium material for cost-reduction of superconducting cavities and the results of vertical test measurement
 
○荒木 隼人,阿部 慶子,道前 武,井藤 隼人,佐伯 学行,梅森 健成,渡邉 勇一,山中 将(高エネルギー加速器研究機構)
○Hayato Araki, Keiko Abe, Takeshi Dohmae, Hayato Ito, Takayuki Saeki, Kensei Umemori, Yuichi Watanabe, Masashi Yamanaka (KEK)
 
超伝導加速器の普及・応用において,ニオブ製加速空洞のコストダウンは重要課題である.KEKでは空洞製造技術開発施設(CFF)において,従来より安価に入手できるニオブ板材を使用して,性能を損なわない空洞を製造する手法を研究している.昨年度,入手元の異なるニオブ材料を溶解・インゴット化し,CFFで空洞製造を行った.Fine Grain 単セル空洞1台(KEK-R12)およびLarge Grain 3セル空洞4台(KEK-R16, R16b, R17, R17b)がそれである.今年度はこれら5台の加速空洞としての性能評価(縦測定)およびそれに向けた表面処理を進めており,測定結果と進捗状況を報告する.