TUP020  ハドロン加速器/ビームダイナミクス・加速器理論  8月10日 会議室P 12:50 - 14:50
サイクロトロンの高エネルギー効率化に向けた検討
Study for improving the energy efficiency of cyclotron
 
○武田 佳次朗,福田 光宏,神田 浩樹,依田 哲彦(阪大RCNP),篠塚 勉,伊藤 正俊(東北大CYRIC),倉島 俊,宮脇 信正(量研高崎研),涌井 崇志(量研量医研),松田 洋平(甲南大),中尾 政夫(群大重医セ),安田 裕介,原 隆文(阪大RCNP)
○Keijiro Takeda, Mitsuhiro Fukuda, Hiroki Kanda, Tetsuhiko Yorita (RCNP, Osaka Univ.), Tsutomu Shinozuka, Masatoshi Ito (CYRIC, Tohoku Univ.), Satoshi Kurashima, Nobumasa Miyawaki (QST-Takasaki), Takashi Wakui (QST-NIRS), Yohei Matsuda (Konan Univ.), Masao Nakao (GHMC), Yusuke Yasuda, Takafumi Hara (RCNP, Osaka Univ.)
 
大阪大学核物理研究センター(RCNP)では、原子核物理実験、医療用RI製造、半導体ソフトエラー評価中性子生成などの多目的ビーム利用の需要を満たすため、サイクロトロンの大強度化および高エネルギー効率化に向けた要素開発を行っている。エネルギー効率向上には入射効率と引き出し効率の改善に加えて、消費電力の大部分を占める電磁石と加速空洞でのパワー損失を抑える必要がある。そこで、加速空洞でのパワー損失を減らすためのサイクロトロン超伝導加速空洞の実現可能性について検討している。本発表では、サイクロトロン加速空洞の超伝導化に向けた課題と検討状況を報告する。