TUP014  電磁石と電源  8月10日 会議室P 12:50 - 14:50
SuperKEKBビーム調整用超伝導6極電磁石の開発(1)
Development of the superconducting sextupole magnet for beam tuning in SuperKEKB (1)
 
○大内 徳人,有本 靖,青木 和之,保住 弥紹,高富 俊和(高エネ研)
○Norihito Ohuchi, Yasushi Arimoto, Kazuyuki Aoki, Mitsugu Hosumi, Toshikazu Takatomi (KEK)
 
高エネルギー加速器研究機構で稼働中のSuperKEKBは、2020年6月21日にKEKBが記録したルミノシテイー2.11×10^34を超える2.4×10^34に到達した。加速器のビーム調整向上の為、ビームラインに点在して設置可能な超伝導6極電磁石の開発を進めている。超伝導6極電磁石システムとして、内部にNormal4極、Skew4極、Skew6極の補正磁石を組込み、また磁石の冷却には小型冷凍機用いることを設計方針としている。検討を行っている超伝導6極電磁石は、6極磁場勾配= 780A/m^2、コイル内最大磁場=5.28 T、実効磁場長=0.3 mを設計パラメータとしている。この超伝導6極電磁石の開発用に現在はNbTiケーブルを用いている。今回の発表では、NbTi超伝導コイルの製作状況について報告する。