TUP005  加速器応用・産業利用/粒子源  8月10日 会議室P 12:50 - 14:50
炭化水素油ターゲットを用いたレーザーイオン源による陽子および炭素イオン供給の検討
Supply of proton and carbon ion from laser ion source using hydrocarbon oil target
 
○高橋 一匡,片根 弘登,宮崎 翔,春川 直都,石黒 薫子,佐々木 徹,菊池 崇志(長岡技大)
○Kazumasa Takahashi, Hiroto Katane, Kakeru Miyazaki, Naoto Harukawa, Kaoru Ishikuro, Toru Sasaki, Takashi Kikuchi (Nagaoka Univ. Tech.)
 
加速器駆動中性子源や重粒子線治療などへの応用に向けてレーザーイオン源による高フラックスの陽子および炭素イオンの供給が検討されている. これまでに炭化水素からなるポリエチレン, ポリスチレンやポリプロピレンなどのプラスチックをターゲットとしたレーザーイオン源により陽子や炭素イオンを供給できることが示されている. 一方で, レーザー照射によるターゲット損耗のため, レーザー照射位置を毎回変更する必要があり, イオンの供給回数はレーザーターゲットの面積に制限され, ターゲット寿命に課題があった. そこで, ターゲット寿命の課題を解決するため, 固体炭化水素の代わりに炭化水素油を流すことで表面が連続的に更新されるレーザーターゲットを検討している. 炭化水素油ターゲットとして, 真空下でも液体として存在でき, 蒸気圧が低い油拡散ポンプ用炭化水素油を用い, 液体用ポンプで循環させた炭化水素油にレーザーを照射してプラズマ生成実験を行った. 本発表では得られたイオン電流やパルス幅, 価数などの特性および炭化水素油の振る舞いについて調べた結果について報告する.