THP024  ビーム診断・ビーム制御  8月12日 会議室P 13:10 - 15:10
ビーム診断機器および周辺機器のプロトタイプ製作における内製化
In-house production of prototypes for beam diagnostic equipment and peripherals
 
○下ヶ橋 秀典,帯名 崇(高エネ研)
○Hidenori Sagehashi, Takashi Obina (KEK)
 
KEK PF ビーム診断・制御グループではこれまで様々なビーム診断機器の開発や改良を行ってきた。開発を進めていく中で造形物の製作や回路基板製作は外部業者やKEK機械工学センターに依頼を行ってきた。試作を繰り返しながら開発を行う場合、製作を外部に依頼すると、費用と時間を要することになる。近年、造形物では3Dプリンタが一般的に利用され、比較的安価な装置でもこちらの求める品質の造形物が出力可能となっている。容易な造形物の製作であればCADと3Dプリンタを使用することにより、試作品(本製作も含めて)を早いサイクルで製作が可能となり、開発のスピードも上がる。一方、回路基板製作でも回路設計CADで自ら設計を行い、Web発注により部品実装まで行える安価で短納期なサービスが充実してきている。本発表では製作した造形物の設計や製造方法、3Dプリンタで製造する上でのコツ等を紹介するとともに、Web発注による回路基板製作について紹介する。