THP018  ハドロン加速器/ビームダイナミクス・加速器理論  8月12日 会議室P 13:10 - 15:10
J-PARC RCSの空胴ギャップ電圧モニターの周波数応答評価
Evaluation of the frequency response of the RF gap voltage monitor of the J-PARC RCS
 
○沖田 英史,田村 文彦,山本 昌亘,野村 昌弘,島田 太平(JAEA J-PARCセンター),吉井 正人,大森 千広,杉山 泰之,原 圭吾,長谷川 豪志,古澤 将司(KEK J-PARCセンター)
○Hidefumi Okita, Fumihiko Tamura, Masanobu Yamamoto, Masahiro Nomura, Taihei Shimada (JAEA J-PARC center), Masahito Yoshii, Chihiro Ohmori, Yasuyuki Sugiyama, Keigo Hara, Katsushi Hasegawa, Masashi Furusawa (KEK J-PARC center)
 
J-PARC RCS では基本波と二倍高調波を用いたデュアルハーモニック運転による大強度ビーム加速を行なっている。各ハーモニックの電圧と位相の安定化にマルチハーモニックベクトルフィードバック制御を採用している。この制御では測定値に各加速空胴の加速ギャップの1つに備え付けられたギャップ電圧モニターからの出力を使用している。デュアルハーモニック運転では、各ハーモニック間の相対的な位相の関係によってバンチ形状が変化するため、ギャップ電圧モニターの周波数応答を正確に把握することが重要となる。本発表では、ギャップ電圧モニターの周波数応答の評価とこれを考慮したビームシミュレーション結果について報告する。