MOP045  高周波源・LLRF  8月9日 会議室P 12:50 - 14:50
球形空洞型パルス圧縮器の製作
Fabrication of a spherical-cavity-type pulse compressor
 
○佐治 晃弘,井原 功介,野村 伊久磨(トヤマ),肥後 壽泰,惠郷 博文,阿部 哲郎,東 保男(KEK),坂東 佑星(総研大),林 显彩,施 嘉儒(清華大学)
○Akihiro Saji, Kousuke Ihara, Ikuma Nomura (TOYAMA), Toshiyasu Higo, Hiroyasu Ego, Tetsuo Abe, Yasuo Higashi (KEK), Yusei Bando (SOKENDAI), Xiancai Lin, Jiaru Shi (Tsinghua University)
 
球形空洞型パルス圧縮器は共振部が1つの球体であるため、従来の2空洞型のものと比較して非常にコンパクトである。Sバンドの球形空洞型パルス圧縮器については清華大学で開発され実験室レベルで稼働している実績がある。KEKは、このモデルを基に高い安定性と高繰返しに対応できるように設計し直して、現在KEK電子陽電子入射器で稼働している2空洞型のものと置き換え可能なパルス圧縮器として製作し、目標の電気的特性を得た。本稿では、パーツの組立方法や接合要領を中心に、この球形空洞型パルス圧縮器の製作方法と結果を報告する。