MOP041  加速器制御  8月9日 会議室P 12:50 - 14:50
SuperKEKBでの利用に向けたKafkaを基盤とするCS-Studio alarm systemの性能評価
Evaluation of CS-Studio alarm system based on Kafka for SuperKEKB
 
○佐々木 信哉(KEK),中村 卓也(三菱電機システムサービス(株)),廣瀬 雅哉(関東情報サービス(株))
○Shinya Sasaki (KEK), Takuya Nakamura (Mitsubishi Electric System & Service Co.,Ltd.), Masaya Hirose (Kanto Information Service Co.,Ltd.)
 
SuperKEKBではアラームマネージメントシステムとしてリレーショナルデータベース(RDB)とApache ActiveMQを基盤としたCS-Studio alarm systemを利用している。CS-StudioはEPICSを利用した制御システムを監視・操作するためのツールセットであり、alarm systemもCS-Studioの提供するアプリケーションのひとつである。CS-Studioの開発コミュニティでは次世代のCS-StudioとしてPhoebusの開発が進められている。Phoebusではalarm systemの構成も見直され、Apache Kafkaを基盤にする新しいアラームマネージメントシステムが提供されている。従来のalarm systemにおいてRDBとActiveMQが担っていた役割をKafka一つが担うようになったことで、全体の構成が単純になった。Kafkaを基盤とするalarm systemをSuperKEKBのアラームマネージメントシステムとして利用することが可能かどうか検討するため、我々はalarm systemの動作試験および性能評価を行った。本稿ではalarm systemの試験結果を報告する。また、SuperKEKBのアラームマネージメントシステムを、Kafkaを基盤とするシステムに移行する利点・欠点について検討し報告する。