MOP015  電磁石と電源  8月9日 会議室P 12:50 - 14:50
J-PARC MRアップグレードのための新低磁場セプタム電磁石の開発(7)
The new low-field septum magnet for upgrading of fast extraction in MR J-PARC(7)
 
○芝田 達伸,岩田 宗磨,石井 恒次,杉本 拓也,松本 浩,松本 教之(高エネ研)
○Tatsunobu Shibata, Soma Iwata, Koji Ishii, Takuya Sugimoto, Hiroshi Matsumoto, Noriyuki Matsumoto (KEK)
 
J-PARCのMRでは速い取り出しビームパワーを750kWに増強するため今年度の2021年に長期メンテナンス期間を設け、アップグレードを完了させる予定である。MR用入出射電磁石もアップグレードを進めている。現行の速い取り出し用低磁場セプタムは電流型セプタム電磁石であり、周回ラインの両端にセプタムコイルが設けられている。セプタムコイルはその必要性から幅の小さいコイルであるため耐久性が懸念されている。そしてMRのアップグレードに合わせて低磁場セプタムは渦電流誘導型セプタム電磁石に交換する予定である。ここではEddyセプタムと呼ぶ。Eddyセプタムはセプタムコイルを持たず、薄いセプタム板のみ設置されており、漏れ磁場がセプタム板を貫通する際に発生する渦電流が漏れ磁場を相殺する事で周回ライン上に漏れ磁場を作らない構造になっている。これまでの発表でEddyセプタムの磁場測定や新パルス電源の試験運転の状況を報告してきた。本発表ではこれまでの結果を踏まえた漏れ磁場対策、真空チャンバーへの装填と通電試験、インピーダンス低減対策について報告する。