MOP014  電磁石と電源  8月9日 会議室P 12:50 - 14:50
高電圧パルス電源における磁性体コアの特性評価
Characterization of magnetic cores in high-voltage pulse power supplies
 
○顔 秉宇,出口 達也,岡崎 祐樹,小幡 真,須貝 太一,徳地 明,江 偉華(長岡技術科学大学)
○Bingyu Yan, Tatsuya Deguchi, Yuki Okazaki, Makoto Obata, Taichi Sugai, Akira Tokuchi, Weihua Jiang (Nagaoka University of Technology)
 
本研究は、加速器応用を目的として、LTD (Linear Transformer Driver) 型パルスパワー電源における磁性体コアの特性評価を行なった。LTDは比較的新しいパルスパワー電源方式であり、そのパフォーマンスは内部に搭載する磁性体コアの特性に強く依存する。 本研究の目的は、コア特性の解析を通じてLTDの特性を改善することである。  LTDの基本動作はパルストランスの原理に基づいている。1次側から2次側へのエネルギー転送はコア磁束を介して実現される。コア磁気特性の優劣は直接LTDのエネルギー効率、立ち上がり特性、パルス時間幅、繰り返し周波数などに影響を与える。このため、LTDの動作特性を最大限に向上させるため、コアの詳細な磁気特性を取得し、これらの特性がLTDの出力に与える影響を明らかにする必要がある。  本研究は磁性体コアのB-H特性およびその周波数依存性から着手し、これらの基礎特性に基づいてLTDにおける磁性体コアの役割および理想コアとの差異について分析する。また、異なる形状(円形とレーストラック形)のコアを用いて評価実験を行い、形状による影響についても解析する。これらの結果を用いて、LTDの出力に対する影響と制限を明らかにし、改善の方向性について検討する。