WEPP64  ポスターセッション①  9月2日 ポスター会場 12:40-14:40
コンパクトERLアンジュレータのビーム調整
Longitudinal and transverse beam tuning of the undulator at the compact ERL
 
○島田 美帆,中村 典雄,本田 洋介,宮島 司,帯名 崇,加藤 龍好,福田 将史(高エネ研)
○Miho Shimada, Norio Nakamura, Yosuke Honda, Tsukasa Miyajima, Takashi Obina, Ryukou Kato, Masafumi Fukuda (KEK)
 
赤外線発振を目指して長さ3mのアンジュレータをコンパクトERLにインストールした。エネルギー17.7MeV、バンチ電荷量60pCで波長20umの自発発振を目指しており、小さなエネルギー拡がりを維持しながらバンチ長を短くする必要がある。そこで、短バンチのビームダイナミクスを理解するために、バンチ圧縮後のCTRのTHz強度、FEL赤外光、およびエネルギー広がりの測定をR56でスキャンしながら行った。また、垂直方向内径8mmの真空ダクトに合わせるために、Qスキャン法をベースとしたオプティクス調整を実施した。バンチ圧縮とエミッタンス増加の評価も行った。これらのビームスタディ結果を紹介するとともに、トラッキングシミュレーションの結果と比較する。