WEPP62  ポスターセッション①  9月2日 ポスター会場 12:40-14:40
PF-AR 5 GeVにおけるトップアップ運転実現の検討
Realization of Top-up operation of PF-AR with 5 GeV
 
○東 直,満田 史織,長橋 進也,原田 健太郎,野上 隆史,内山 隆司,帯名 崇,中村 典雄(KEK)
○Nao Higashi, Chikaori Mitsuda, Shinya Nagahashi, Kentaro Harada, Takashi Nogami, Takashi Uchiyama, Takashi Obina, Norio Nakamura (KEK)
 
KEKの6.5 GeV放射光, PF-ARは2017年から新たに建設された直接入射路 (BT)を使用し, PF, Super-KEKBとともにトップアップ運転が実現されている. しかし, 昨今の運転経費の削減のため, PF-ARではエネルギーを5 GeVに下げた運転を開始した. しかしPF-BTとAR-BTには共通偏向電磁石が存在し, PF 2.5 GeV, PF-AR 6.5 GeVのエネルギーで軌道が設計されているため, 現時点ではこの共通偏向電磁石の磁場強度を細かく切り替えることによって, 擬似的なトップアップ運転を実現している. この擬似的なトップアップ運転から通常のトップアップ運転に是正するためのBT改造の検討を行った. 本発表では幾つかの検討案を比較しながら, 各特徴について説明する.