WEPP46  ポスターセッション①  9月2日 ポスター会場 12:40-14:40
パルス6極電磁石で発生する渦電流の影響を抑えるセラミックチェンバーのコーティングパターンについての評価
Evaluation of coating pattern of ceramics chambers to reduce the effect of eddy currents by the pulsed sextupole magnet
 
○高木 宏之,満田 史織(高エネ研),魯 垚(総研大),帯名 崇,高井 良太,野上 隆史,内山 隆司,原田 健太朗,上田 明,長橋 進也,小林 幸則(高エネ研)
○Hiroyuki Takaki, Chikaori Mitsuda (KEK), Yao Lu (SOKENDAI), Takashi Obina, Ryota Takai, Takashi Nogami, Takashi Uchiyama, Kentaro Harada, Akira Ueda, Shinya Nagahashi, Yukinori Kobayashi (KEK)
 
フォトンファクトリー(KEK-PF)では,パルス多極電磁石によるトップアップ入射の新技術の開発を不断に進めている。その中で解決すべき重要な課題のひとつとなっているのが多極電磁石本体およびセラミックダクト内面コーティングで発生する渦電流が蓄積ビームへ与える影響である。パルス多極電磁石を使った入射では、蓄積ビームが通過する付近におけるパルス磁場を出来る限り無くして蓄積ビームに対する影響が小さくなるように設計しているが、渦電流が発生するとそれによって発生した磁場が不要な蹴りを蓄積ビームに与えてしまい、入射時に蓄積ビームが振動してしまう事になる。今回この影響を実際のビームを使って評価しその結果について報告する。また、渦電流の影響を小さくするようなコーティングパターンを施したセラミックダクトを製作したのでそれについても合わせて報告する。