WEPP29  ポスターセッション①  9月2日 ポスター会場 12:40-14:40
ニオブ9セルクーポン空洞を用いた上下反転VEPにおける電流特性と研磨内面の改善
Improvement of current property and polished surface of flipping VEP with Nb 9-cell coupon cavity
 
○仁井 啓介,チョウハン ヴィジェイ,井田 義明,山口 隆宣(マルイ鍍金工業(株)),早野 仁司,加藤 茂樹,文珠四郎 秀昭,佐伯 学行(KEK)
○Keisuke Nii, Vijay Chouhan, Yoshiaki Ida, Takanori Yamaguchi (Marui Galvanizing Co., Ltd.), Hitoshi Hayano, Shigeki Kato, Hideaki Monjushiro, Takayuki Saeki (KEK)
 
マルイ鍍金工業とKEKでは、ニオブ9セル加速空洞の縦型電解研磨(VEP)の研磨量分布、研磨内面の改善に向けた研究開発を行っている。そしてこれまでに改善のための一つの方法として、VEP中に定期的に空洞の上下を入れ替える上下反転VEPを提案、実験を行い、研磨量分布が改善することを報告してきた。今回、VEPの電流特性と研磨内面の改善を目指してカソード、設備、VEP条件を見直し、ニオブ9セルクーポン空洞を用いて上下反転VEP実験を行った。その結果、IV特性やVEP電流特性に改善が見られた。またVEP後の表面状態にも大きな改善が見られた。